
以前番組で取り上げた「広島市子ども条例」制定に関する問題。
市民から賛成・反対の声があがる中、昨年12月15日から1か月間意見募集が行われました。
一体、どんな意見が寄せられたのでしょうか?
前回に続き、こども未来企画課、小川課長に聞いてみます。
Q.意見募集では、どんな意見が寄せられましたか。
こども未来企画課 小川課長
昨年12月15日から今年の1月15日の間行った市民意見募集では、3,447人の方からたくさんのご意見をいただきました。
例えば、子どもの権利ばかりが一人歩きすることによって、親のしつけや学校の教育がしづらくなる、というようなご意見や、権利ばかりを主張したり、権利をはき違えて社会のルールなどを守らない子どもが増えるのではないか、というようなご意見をいただいています。
子どもの権利は、条例によって新たに認めるというものではなくて、子どもの権利条約(国際法)、また日本国憲法によって認められている『生まれながらに子どもがもっている権利』です。大人には、そうした子どもの権利を正しく理解し、家庭・学校などで子どもの思いを受け止めながら、子ども側にとって、最もいいこととは何かということを考えて指導を行う義務があります。この条例素案の中にも、そういった保護者の方の役割や、学校・施設の方の役割などを規定しています。
また、子どもは権利を行使する際に、他人の権利というのを当然、尊重しなければいけません。条例素案においても、子どもは、そういうことをきちんと自覚して、社会の責任ある一員として他人の権利を尊重しなければならないということを規定しています。
Q.条例を制定するよりも必要な予算を確保すればいいという意見もありますね。
こども未来企画課 小川課長
もちろん、保育サービスの充実など子ども施策の充実に取り組んでいく必要があると考えています。
ただ、地方自治体の法規である条例に予算の確保や、子どもに関する総合的な計画の策定などを規定することによって、子ども施策を継続的に推進していくことが法的に保障されることになります。
大切なのは、子どもを一人の人間として尊重し、子どもの思いを受け止めていくことだと思います。これを機会に、みなさんで考えていただければと思います。
広島市子ども条例素案に対する意見募集の結果は、広島市ホームページで紹介しています。
この機会に、みんなで考えていきたいですね。
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