
古き良き伝統の法的転換と秋葉市長が語った「広島市子ども条例」。
では、条例制定の意義は何なのでしょうか? 前回に続き、秋葉市長に聞いてみます!
Q.前回は「広島市子ども条例」の背景について伺いましたが、今回は意義について伺います。
「子ども条例」をつくることによって、どんなメリットがあるんでしょうか?
秋葉市長
私が国会議員から市長になって痛切に感じたことですが、市民のみなさんと日常的に接している広島市こそ、市民のみなさんの日常の状況、そして本当に必要としていることがじかによくわかる、そこにこそ、本来のかゆいところに手の届くような子どもの施策が展開できるということを大変よくわかったつもりです。
条例をつくることによって、例えば今まで子どもに関することでは「暴走族追放条例」というのをつくりました。条例をつくることで、一時は何百人といた暴走族が、今はもうほとんどいなくなってしまった。それから、「ポイ捨て条例」というのがありますね。あれも、つくったことによってポイ捨てが一時の10分の1に減っている。そういう風に、条例はとっても効果がありますし、効果が生じるためには、市民みなさん全体が理解をして協力するということがとても大事になってきます。ですから、その意味で「子ども条例」におおいに期待をしています。
そしてもう1つの意義は、やはり子どものためのいろいろないい事をしようとしてもお金がかかります。そのためにも条例の中で、地域ごとにきちんとした法的根拠(予算の確保等)を定めて、永続的に子どものためのいろいろな施策を展開していこうと考えました。
Q.国では目の行き届かない広島市のきめ細やかな一人一人への市民行政への対応ということになりますね。
秋葉市長
そうですね。子どもの声が直接聞こえるレベルで、子どものことを考えるというのが大事なんだと思います。
秋葉市長
前回、山上憶良の歌を引用してこれは「法的な転換なんだ」と言いましたけど、
もう1つ「梁塵秘抄(平安時代の歌謡集)」の中に
「遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん 遊ぶ子供の声聞けば 我が身さえこそ 動がるれ」
(遊ぶために生まれてきたのだろうか 戯れるために生まれてきたのだろうか
遊んでいる子どもの声を聴いていると 感動のために私の身体さえも動いてしまう)
という歌がありますが、
「子ども条例」の中では遊びをする権利ということも描かれているんですね。子どもたちが元気に遊ぶ声が響きわたる街つくり。そういうところも大事にしようと思っています。
Q.子どもたちの元気に遊ぶ声を聞くと、何か心が豊かな幸せな気持ちになりますよね。
秋葉市長
そうですね。そういう未来をこれからもずっと、広島を出発点にしてつくっていこう、そういう条例にしたいと思っています。
みなさんのご協力で、一日も早くいい条例をつくりたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。
「広島市子ども条例」の素案は、広島市ホームページで紹介しています。
みなさんも一度ご覧になってくださいね。
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