アメリカ南北戦争時代のドラム&ビューグル・コーを大胆にショーアップしたエンターテインメント『ブラスト!』のプロモーションで、石川 直さんが来広!

リハーサルキャンプ突入を10日後に控えた6月4日、唯一の日本人パフォーマーである石川 直さんが、マイドラム&マイスティックを携えて来広。ここでは、在広雑誌社を対象にした、記者懇親会の模様をお届けします。

 

(2009/06/04)


>>>石川さんが、ドラムを始められたきっかけについて、教えてください。

中学2年のとき、父の仕事の関係で渡米。英語を話せないから楽器でもやっておこうかと思って始めたのがきっかけです。「音楽には国境がない」とよく言われますが、まさにその通りで、楽器をいじっていれば、カタコトの英語でも仲間ができ、輪が広がりました。


>>>石川さんが感じるドラム(打楽器)の魅力について、教えてください。

打楽器は、地球上で最初にできた楽器だし、世界で最も種類の多い楽器。どこの民族にも必ず打楽器はあるんですよね。それだけ人間のDNAにもともと組み込まれていて、理解できなくても感じられるのがリズム。人間誰しも楽しめるのが、打楽器の魅力ですかね。


>>>唯一の日本人パフォーマ−ですが、『ブラスト!』に入られた経緯は?

僕以外のメンバーは、基本的にアメリカ国籍のアメリカ人。各地域のマーチングバンドのトッププレイヤーをスカウトする形で、メンバーが集められたんですけど、僕のところにもちょうど大学卒業のタイミングでオーディションの話が来たので、受けてみたんです。

>>>10日後に始まるリハーサルキャンプは、相当ハードと伺いましたが…。

1日に13~15時間は、練習しますかね。個人練習は自分の内面に入っていく作業だけど、全体練習はその逆で、自分以外の奏者を意識して合わせていく作業。チームメイトの波長をどれだけ感じ取ることができるかがポイントですね。KYはやっていけませんね。

>>>気心の知れたチームメイトとは、2年ぶりの再会となるわけですよね?

今回のメンバーは、ほとんどがブラスト経験者。メンバー一人ひとりのレベルが確実に上がっているので、リハーサルも楽しみですね。たとえば、ドラムの単なる8ビートでも、心地よさやタッチ、ドラムから引き出す音が、まったく違ってきたりしているんですよ。


>>>一人ひとりの成長が、『ブラスト!』を進化させているわけですね?

その通り。『ブラスト!』は、もともとプレイヤーに一瞬のスキも与えないように構成されていたのに、プレイヤーのレベルが上がって、スキができるようになった。ベテランプレイヤーがそのスキを埋めて行くんですけど、そのコワザも見逃して欲しくないですね。

>>>石川さんにとって、『ブラスト!』とは、どんな存在なのでしょうか?
ひとことで表現するのは難しいですが、「成長の場」ですね。10年前から関わっているのですが、人生経験豊富で個性豊かなミュージシャンやパフォーマ−たちと共同生活する中で、人としてミュージシャンとしての世界観というか、視野を広げてもらえましたね。


>>>メンバーとの共同生活は、かなりストイックな感じなのでしょうか?

『ブラスト!』は、音楽とスポーツとアートが融合したパフォーマンスなので、音楽技術だけでなく、身体能力、空間察知能力なども求められますし、ストイックじゃないとできない世界だけど、リスペクトしあえるメンバーですから。楽しむことも知ってますし…。

>>>最後に、石川さんが一番興奮するアクトがあれば、教えてください。

それはやっぱり、ラストの『マラゲーニャ』。レッドの場面です。約2時間かけて、喜怒哀楽、静と動、一通りやった後の最後の1曲。全員のエネルギーを出し尽くす感じで、達成感も感じられて好きですね。広島の皆さんにも、思いきりはじけてもらいたいですね。