



前回のハンドメイドセミナーでご紹介した、自然素材100%の「わんこせっけん」。今度は、アロマテラピーを活用したアロマせっけんを作ってみませんか。ペットライフの悩み解消に役立つ香りを、人とペットの癒し空間「K-Flower(ケイフラワー)」の金森華寿美さんに教えていただきました。
アロマテラピーとは、植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を用いて行う自然療法。植物の香りやその成分の働きによってリラックスや気分転換を図り、心や身体のトラブルを穏やかに回復させ、健康の維持・増進に役立てようというものです。ちなみにアロマは『芳香』テラピーは『療法』を意味します。
「使う目的に合わせて配合する精油を選ぶことで、そのコに合った手作りせっけんが完成しますよ」と金森さん。せっけんを作っている時も乾燥させている時も周囲によい香りが漂い、飼い主さんもリラックスできるメリットも。
精油を入れるタイミングは、前回のハンドメイドセミナーの工程3「かくはん・型入れ」でホホバオイルを入れた後。材料の一番最後に入れます。入れる量は今回のレシピ(仕上がり800g)で44~88滴が目安です。

わんちゃんにまつわる悩みを緩和してくれる、オススメの香りは次の通り。参考にしてくださいね。
「お風呂に対する恐怖感や不安感から興奮しているとき、気持ちを鎮めてリラックスさせてくれます」
(精油名)イランイラン、カモミールローマン、クラリセージ、サンダルウッド、ラベンダー、ゼラニウムなど
(主な効能)鎮静作用・鎮痛作用・リラックス作用など
「筋肉痛や体の疲れがあるとき、筋肉の炎症や痛みを緩和してくれます」
(精油名)スィートマジョラム、レモングラス、ローズマリー、ジュニパー、ユーカリ、ペパーミントなど
(主な効能)鎮静作用・鎮痛作用・血行促進・筋肉痛・免疫強化など
「刺激性が少なく穏やかな性質の精油は、あらゆる肌に使えます」
(精油名)カモミールローマン、ゼラニウム、サンダルウッド、パルマローザなど
(主な効能)抗炎症・皮脂調整作用・皮脂弾力回復など
「完全に忌避するのは難しいのですが、虫が嫌いな香りなので虫を寄せつけません」
(精油名)クラリセージ、レモングラス、ペパーミント、レモン、ゼラニウム、ラベンダー、シトロネラなど
(主な効能)昆虫忌避作用・殺菌作用・抗真菌作用・抗菌作用・抗真菌作用など
石けんに配合することで相乗効果が期待できるのが、粘土の「クレイ」と、植物脂「シアバター」。「クレイ」はミネラルを豊富に含み、老廃物の吸収作用で汚れを吸着し、皮膚・被毛をきれいにします。「シアバター」はシアの実の核から採取される植物脂。皮膚をなめらかにし、紫外線や乾燥から守る効果があります。ホリステック・ケアの観点を取り入れた、わんこ手づくり石けんができますよ。
また、精油を使わなくても、油脂の働きを利用して新たな効果を加えることもできます。例えば、アボカド油は、オレイン酸やレシチン、各種ビタミンが豊富。保湿力が高く、低刺激のせっけん作りに有効です。
金森さんが提案するわんこ用のアロマせっけんは、人間用と比べて配合濃度を少なめにして低刺激です。とはいっても、精油は特定の疾患において使用を避けているものもあります。必ず禁忌事項をチェックしましょう。また、妊娠中や生後6カ月未満のわんちゃんには、念のため精油入りのせっけんは使わない方がいいでしょう。
「飼い主さんやわんこの体に合わない場合は使用を中止し、必要があれば医師の診察を受けてください。手づくりのわんこせっけんは、自己責任において使用してください」と金森さんは呼びかけます。

人とペットの癒し空間「K-Flower」主宰。
アロマテラピー、犬や猫のためのペットマッサージ、手づくりせっけん講座の講師を務める。
「K-Flower」http://www3.ocn.ne.jp/~k-flower/
住所:西区高須3丁目
携帯:090(7973)1510
電話:082(942)5881
