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2010.3.25(木) S t o r y : 34
「どっちにメールしてるんだ?」 「ばか。ユイに決まってんじゃん」 〈何してるの〉 とタイトルに入れられたメールを見て、ユイが辺りを見回す。 「加奈ちゃん!」 ユイは持っていた商品を棚に戻し、店から飛び出した。 加奈子と徹も店から出て、 「で、お母さんのプレゼントは決まったの?」 オレンジジュースを飲みながら加奈子がたずねる。 「何にしようか迷っちゃって~」 「なかなか決まらないんだよな。ユイは優柔不断だから」 茶化すみたいに隼人がいう。 「だって~。加奈ちゃんは、 「うーん」 加奈子は天井をふりあおいだ。 「いちばん多いのは、ハンカチかなぁ。 「ハンカチかぁ。もうすぐ春だし、 「だったらいいお店、おしえてあげるよ。 ユイは加奈子に案内された店でハンカチを買った。 街には雨が降りだし、加奈子と徹は 「やるね~、赤沢」 にんまり笑う隼人の視線の先で、背の高い徹が、 ユイがつぶやく。ちょっぴり加奈子がうらやましかった。 「お前もね」 「え、なに?」 隼人が何を言おうとしたのか分からなくて、 「なんでもない。傘、買いに行こう」 その夜。 〈会いたいって気持ちに、素直になればいい〉 でも、やっぱり准汰に会いたい。 (どんなふうにメールすればいいのかなぁ) かかえた枕に口元を埋めて、 つづく・・・・ (4月1日 更新予定) 協力 比治山大学現代文化学部 監修 吉本直志郎 |
![]() (やまぎし ゆい) 16歳(高1)
広島市内の県立出澪(でみお)高校に通う女の子、クラブは軽音楽部。 ![]() (なつかわ じゅんた) 16歳(高1)
広島市内の中学校で山岸ユイと同じクラスだったが、サッカーに専念するためユイとは違う学校に進学。 ♪「がんばるけん~」
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