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2010.7.8(木) S t o r y : 49
日曜日の朝。ユイは身支度に手間取っていた。 「ど、どうしよう。やっぱり着ていく服くらい ハンガーにかけたままの3着を、鏡の前で自分にあてがって見くらべる。 「男はけっきょく、女の子の服装なんて見てないのよね」 鏡の前でにらめっこしている自分の顔を見て、 せっかく会えるというのに、なんてむつかしい顔をしているんだろう。 家を出るときに姉とすれちがい、 「おっ、がんばって」 と言われた。 もしかして浮かれてる気持ちが顔に出てたかなと思うと、恥ずかしい。 待ち合わせ場所のショッピングビル前に向かった。 待ち合わせ場所についたけれど、まだ准汰は来ていないようだ。 少し熱くて、ぱたぱたと手で顔をあおぎながら、 「おまたせ! もしかしておれ遅刻?」 そんな会話から始めてみたけど、あとの言葉が続かない。 「山岸は」 声を出して笑ったことで、緊張が小さなしみのように薄れていく。 つづく・・・・(7月15日 更新予定) 協力 比治山大学現代文化学部 監修 吉本直志郎 |
![]() (やまぎし ゆい) 16歳(高1)
広島市内の県立出澪(でみお)高校に通う女の子、クラブは軽音楽部。 ![]() (なつかわ じゅんた) 16歳(高1)
広島市内の中学校で山岸ユイと同じクラスだったが、サッカーに専念するためユイとは違う学校に進学。 ♪「がんばるけん~」
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