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2010.7.15(木) S t o r y : 50
「山岸は」 声を出して笑ったことで、緊張が小さなしみのように薄れていく。 (すべり出しは、ま、こんなもんか) なんて思いつつ、准汰はユイに言った。 「今日は、お互いのやりたいことに付き合うことにしよう」 やっと会話が行き交いだし、二人は足どりもかるく本通りの方へ歩いて行く。 まずユイがファッションビルの前でたちどまり、 「私、服を見たいんだけど、いいかな」 「涼しいね」 ユイのほっぺたは朝から熱っぽかった。 ほっぺたの熱はそのせいだかどうだか知らないけど、 エスカレーターでのぼっていると、各フロアごとに違う感じの 「夏川くんも見る?」 「いや、おれはいいよ」 と、あかるい表情のまま言い返された。 准汰は、尽きないユイのファッショントークに押され気味だった。 「チュニックもいいなって思うんだけど、どうしようかな」 (チュニックって何だろう。まーた、分からない言葉が飛び出したぞ) カジュアルで明るい色の服が目につく階で、ユイがエスカレーターからおりる。 「ワンピースよりも短めなのかな」 どうでもいいような話だけど、 つづく・・・・(7月22日 更新予定) 協力 比治山大学現代文化学部 監修 吉本直志郎 |
![]() (やまぎし ゆい) 16歳(高1)
広島市内の県立出澪(でみお)高校に通う女の子、クラブは軽音楽部。 ![]() (なつかわ じゅんた) 16歳(高1)
広島市内の中学校で山岸ユイと同じクラスだったが、サッカーに専念するためユイとは違う学校に進学。 ♪「がんばるけん~」
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