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2010.8.19(木) S t o r y : 55
喫茶店を出てゲームセンターで遊んだあと、すこし歩くことにした。 川にそって曲がると、原爆ドームが見えてきた。 准汰は、横目でちらりとユイを見た。 ユイが自分に話しかけているのに気づいて、 「あの船に、乗ったことある?」 川をさかのぼる遊覧船を指さし、ユイが言う。 「いや、乗ったことないけど」 「乗ってみたいね。楽しそう」 とユイが笑いかける。 可愛くて、まともに見ることができない。 「ねぇ山岸、この花火大会に、一緒に行かない?」 「花火大会?」 ユイもポスターに目をとめた。 「もちろん俺でよければ、なんだけど」 「うん、いいよ。一緒に行こう」 ユイはこころよく了承してくれた。それからすこしおしゃべりをして、 帰り道、さっそくユイからメールが届いた。 『今日はとっても楽しかったです。ありがとう♪ 准汰は喜びを抑えきれず、ひとりでにニヤついてしまう。 (山岸とは、こうして少しずつ距離をちぢめられたらいいんだ) なにを悠長なことを! と徹に怒られそうだけど、 つづく・・・・(8月26日 更新予定) 協力 比治山大学現代文化学部 監修 吉本直志郎 |
![]() (やまぎし ゆい) 16歳(高1)
広島市内の県立出澪(でみお)高校に通う女の子、クラブは軽音楽部。 ![]() (なつかわ じゅんた) 16歳(高1)
広島市内の中学校で山岸ユイと同じクラスだったが、サッカーに専念するためユイとは違う学校に進学。 ♪「がんばるけん~」
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